フランジ塗装


3/31
純正のマフラーに付け替えるので錆が目立つフランジを
再塗装しました。

使ったのは手軽に手に入るこれ。


この皿 20年くらい前に買ったんですが まだ使ってます。
この皿に吹き付けて筆で塗るの繰り返しです。
筆で薄く塗って繰り返そうとすると前に塗った分が剥げる
ので基本は厚塗りです。こってり盛ります。


1時間くらい乾かして溶剤の臭いがしなくなったら。塗膜を
しっかりさせる為にコンロで少し炙ります。150℃くらいで
硬化し始めるそうなので中火で5-10分くらい左右に振り
ながら炙ると良い感じに軽い臭いがしてきます。
冷まして触ってみると塗膜は剥がれる事無く落ち着きました。
コテコテになってますが中央の2本に比べて外側は錆びが
酷かったので特に念入りに厚塗りしました。


手の込んだ形をしてます。

エキパイからは抜けないのでパイプと接する面は塗れなかった
のですが 別の方法としてエキパイを気にせずスプレー塗り
して乾いたところで熱を加える前にエキパイをうすめ液で拭いて
しまえば内側にも塗料が回って良いかもしれません。


うすめ液はこれでOKでした。

4/6
5PWのフランジの塗装は どれも酷く錆びるらしく耐熱温度から
考えれば 600℃もあれば問題ないはず、何故ならそれ以上の
温度だと素材自体の耐熱性が無いから。鋼板で600℃、ステン
レスで800℃くらいです。

オキツモでは2輪マフラー用として
2コート
下塗りMF2U 熱550℃/ツヤ消/錆〔日塗工G09-50F〕
上塗りMF2T 焼付/耐熱550℃/硬化剤付/ツヤ消/黒〔日塗工GN-20〕
があります。業務用で4kg缶での購入となります。
MF2Uはサーフェイサーのようなのですが 5PWでここが錆びるのは
素材の温度で皮膜が剥げるというより 単純に錆びてしまう為だと
思うんです。内側の2本より外側の錆が酷いんですよね。
塗装皮膜を厚くして外気や水分から遮断するか防錆塗料を塗った
方が良さそうです。

耐熱防錆塗料としてはローバルのエポローバルが300℃まで使えて
上塗りに対応していますが今回買ったような耐熱塗料に対応するか
不明です。Webで調べると耐熱は170℃ですがローバルを4輪のマフ
ラーに使っているケースもありました。昔売られてたジンクプレートの
ように熱で剥げなければ使えると思います。耐熱170℃だとローバル
アルファはシルバーなので上塗せずに時々塗り足すと良いかもしれ
ません。ローバルは1kg缶があるので買いやすいですね。

できればフランジを切って外して メッキ処理された割りフランジに変え
ると見た目は良いですね。