久しく走りに行く事もなく　何をしていたかというと
週末は博物館に行ったりしていました。

4/11
阿修羅像が展示されていると聞いて桜も散り際の
国立博物館に電車で到着。日差しが強くて入館を
待つ間　日傘の貸し出しをやっていました。

どこかで名前を聞いたことがある八部衆がならんで
いる奥に阿修羅像が立っていました。

人が多かったので空いている所だけ見ては最初に
戻ってを繰り返して　3周回りました。

年月を経たとはいえ　あまりにも艶かしく人のように
そこに存在している像を見ていると不思議な感覚に
襲われます。作った人を通り越して像だけがそこに
あります。

自分なりに充分時間をかけて見たつもりでしたが
見るというより　像がいる空間で時間を過ごす事
の方が大事なのかもしれません。

4/22
今日は代休をとって恵比寿まで行きました。
もちろん　”明日の神話”を見る為です。
井の頭線の乗り場に向かうとある事は知っていた
ので歩いていくと大きな空間にありました。

唐突でなく　そこにある違和感もなく　明るい光に
つつまれて存在しています。怖い感じや暗い感じ
は感じませんでした。

行き交う人、待つ人、見ている人の中にあって
異質なはずだと思っていたのですが　静かに空気
のようにありました。

しばらく見ていると　あまりに壮大で人が書いたと
信じられなくなってきました。この壁画もあるだけで
存在していて　とても純粋な澄んだ光を放っている
ように感じ、回りの全てがふと真っ白に無くなって
しまう錯覚を覚えました。

人や風景とかだと　オリジナルが頭に浮かんで
ついつい創り手の意識を感じてしまうし抽象的な
物も直接意識を見ようとしてしまうのですが
阿修羅像や明日の神話では　創り手を意識する
ことなく　そこにある存在を認識し感じるだけで
創る意識があったはずなのに私では感じる事が
叶わないそんな感じです。

人が創ったすごい物が世の中にはあるんですね。