YPVSコントローラーでジャンパがつながっているのはJ13,C,B,AがPort0
J12-J9がPort2 J8-J5がPort3 J4-1がPortKになります。
全開時の位置はジャンパ設定では変化しません。
Port0で設定した基本値に対してPort2,3,Kで微調整できます。

Port2はバルブを開け始めるエンジン回転数を設定します。
Port3はバルブが全開になるエンジン回転数を設定します。
PortKはバルブが全閉したときの角度を設定します。
Port0は1回転あたりの点火数とバルブが全閉したときの角度に関係し
基本設定になります。

各ポートのジャンパ設定を変えたときに下表の変化が確認出来ました。
他のポートの設定は2TVの標準値としています。
YPVSコントローラーとYPVSサーボモーターは1KTの物を使用
動作負荷をかけていない事と中古のサーボモーターを使用した為
読み値が安定しませんでした。動作角5度の誤差はあります。
発信器は最小目盛りが10Hzの物を使用しましたので最大600rpmの
誤差が見込まれます。
測定精度は低いので参考程度にして下さい。

Start[rpm]　：バルブを開け始める毎分の点火回数
End[rpm]　　：バルブが全開になる毎分の点火回数
Angle[deg]　：全閉したときのサーボモータ軸での動作角度
グラフのX軸：ジャンパの番号とは逆順にLSB,MSBを付けた2進値を
　　　　　　　　10進値に変換したもの
　　　　　　　　J13,J12,J8,J4->LSB(0)　A,J9,J5,J1->MSB(8)

Port0

C	A	Start[rpm]	End[rpm]
OFF	ON	5000	8500
ON	ON	6000	9500
OFF	OFF	10000	17000
ON	OFF	12000	19000

J13	B	Angle[deg]
ON	ON	125
OFF	ON	95
ON	OFF	95
OFF	OFF	65

Port2,3

PortK

最も低い回転数から動作させる場合　3000rpmから動作し始めて6500rpmで全開に出来ます。
最も少ない全閉角度は-34度です。

YPVSの開度はオイルポンプの吐出量にも関係しますので閉めすぎはオイル不足に
つながります。街乗りのオイル消費も考えて全閉角度は変えずに3000〜3500rpmで
空き始めて6500rpmで全開になるように設定して試します。
トルクに大きな谷が出来るようならば　再設定です。

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